京都と禅寺とオレ

 
京都を訪ねるのは、高2の修学旅行以来だ。
3月27日、朝7:40発の新幹線に乗り込む。前回ひかりに乗って名古屋へ行った反省から、今回はきちんとのぞみを選んだ。
 
京都についてまずは本能寺を訪ねた。
修学旅行で、皆の反対に合い、断念したんだっけ。

次にイノダコーヒの本店を訪ねた。
「京都の朝はイノダのコーヒーから始まる」と言われる老舗。
池波正太郎先生も愛した店。 

厳選されたコーヒー豆を最新の注意を払って焙煎した「アラビアの真珠」のプレミアムを
オーダー。
なんつうか、エスプレッソじゃないんだけど、コクと深みがすごい。
こんなコーヒーは飲んだ事がなかった。後で飲んだお冷が甘く感じた。
いたく気に入ったので、灰皿を買う。
帰り際、ウェイトレスのお姉さんに「一澤帆布本店」の場所を教えてもらう。
なんか創業者の兄弟がケンカしていて、やってるかどうか分からないようだ。
 
実際に言ってみると、元社長の真三郎氏が新しく元本店の近くに店を構えるべく、急ピッチで新ブランド「真三郎帆布」の準備作業中。写真は工房の様子。

一応中に入って聞いてみたけど、4月6日までは買えないようだ。

一方の旧本店では、張り紙一枚で誰もいない。
惜しい。
 
その後、明治神宮−八坂神社−円山公園知恩院八坂の塔を見学。
桜の季節にはギリギリフライングで間に合わず。
惜しい。
 
おばんさいの店で飲んでいると、京都の大学にいた同期からメールが入った。
「京都に来たなら、かざりやと都路里にいかないと」
思い切って両方行ってみる。
どちらも女性に大人気の店。でもオレは約束通り入ってみた。

周りは女性とカップルのみ。
どう考えても罰ゲームの趣だが、でもいいんだ。
都路里でパフェを待っていると、隣でカップルがケンカを始めた。

しかし、この都路里パフェはよく考えられてる。
甘さのバランスも抜群だが、食べるにしたがって抹茶の寒天がだんだん薄くなり、食べやすくなる。先割れスプーンもうれしい心配り。これはおいしかった。
 
明朝は7:30から座禅と講和があるので、21:30には宿坊の最寄駅に着く。そこからが大変だった。
川沿いに閑散とした山道を登り、ろくに電灯もついていないので携帯の灯りを頼りに石段をひたすら登る事20分。25にもなって、幽霊が出てくるんじゃないかと不安になる。
やっと寺が見えてきた。